本日3月12日より、東映特撮YouTubeOfficialにて「仮面ライダービルド ハザードレベルを上げる7つのベストマッチ」の後編が公開されました。
新たなベストマッチフォームが活躍し、テレビ本編の核心に迫るスピンオフということで私も早速見てまいりました。
というわけで今回は、この「7つのベストマッチ」後編を見た感想を書いていきたいと思います。
前編の感想はこちらから
※この記事には「仮面ライダービルド ハザードレベルを上げる7つのベストマッチ 後編」のネタバレが含まれます。 未視聴の方は要注意!
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強敵のカムバック
前回は戦兎の目の前に、かつてエグゼイドと共に死闘を演じたバイカイザー(ただし歯車がない)が現れたところで終わりました。
戦兎の変身するビルドは、バイカイザーを撃破するべく西都のフルボトルによるベストマッチフォームで立ち向かう。
前回が北都のベストマッチで、今回は西都のベストマッチ。 ちゃんと対になってますね。
登場したフォームはトラユーフォーフォーム(トラフルボトル×ユーフォーフルボトル)、キリンサイクロンフォーム(キリンフルボトル×扇風機フルボトル)、クジラジェットフォーム(クジラフルボトル×ジェットフルボトル)の3つ。
クジラジェット以外は初映像化なので、これは嬉しいですね。
それにしてもトラユーフォーの必殺技、ガーディアンをユーフォーで拉致して粉々にするって冷静に考えたらかなりえげつないワザですね…
ゴリラモンドといい、こういうおっそろしい機能を搭載するあたりやはりビルドは兵器ということでしょうか…。
ハザードフォームの実験の後ということもあって疲労しながらもどうにかバイカイザーを撃破。 そしてその正体は…
どこの誰とも知れぬ謎のおっさん男性であった!
まあ魁星ではないことは予測がつきましたが、まさかのモブキャラとは。
ともあれ、バイカイザーを撃破したことで一件落着、かと思いきや内海成彰は彼が変身に使ったネビュラスチームガンを拾い上げ…
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戦兎と美空と自爆スイッチ
バイカイザーとの死闘を終え、カフェナシタにこっそり戻ってきた戦兎を、美空がいつもの皮肉と笑顔で迎える。
以前マスターが味方のふりをしていた頃、戦兎に「おかえり」って言うのが楽しみだったと語っていましたが、今は娘の美空がその役割を担っています。
その時も戦兎は、西都との代表戦に使う新アイテムを開発した時と同じ笑顔でそれに応えます。
戦争の渦中にいる戦兎はあまり笑わなくなっていましたが、だからこそ彼がくしゃっと笑うところがとてもかけがえのないものだと感じますね。 お互い笑うことで心の支えになっているようですし。
戦兎はその後、ハザードフォームの戦闘データをもとに例のあの自爆スイッチを開発。 なるほど、これが22話で美空に託すシーンにつながるわけですね。
2人がとびきりの笑顔を見せてくれただけに、22話で自爆スイッチを渡すシーンを思い出すと涙が出そうになります。 戦兎も相当覚悟を決めたに違いない。
これ見た後に北都との代表戦をもう1度見るとまた違った何かを見つけ出せそうな気がします。
内海とN/ヘルブロス誕生秘話
そして進展があったのは戦兎だけではなかった。
内海は陰でビルドとバイカイザーの戦闘のデータを記録し、そのデータをもとについにヘルブロスを完成させることに成功した。
なるほど、この時のネビュラスチームガンとギアが難波会長を通じて鷲尾兄弟の手に渡ったってことなのか。
ということはつまり、魁星の使用していたネビュラスチームガンが戦兎と内海の手によってアップデートされ、そのままエンジンブロス/リモコンブロスの変身アイテムとして使用されるようになったってことなんですね。
平ジェネFINALに登場したカイザーシステムが、ここまで深くテレビ本編に絡んでくるなんて…正直驚きですね。 これがもしエグゼイドの世界から来た方のシステムだったら余計にすごい。
思えば、西都の兵器はすべてスピンオフで完成していますね。 仮面ライダーローグの誕生秘話もブルーレイコレクションの特典映像「ROGUE」で明かされるようですし。
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内海成彰はだれの味方なのか
しかし正直なところ、内海は難波重工なのか戦兎なのかどっちの味方なのかよくわかりません。
先週の放送にて内海が難波チルドレンの一人であることが判明しました。 それを踏まえるのであれば難波会長に絶対の忠誠を誓っている難波サイドの人間ということになります。
しかし戦兎に対してはめったに見せない笑顔を見せていたり、スタークとの会話シーンで戦兎のことを思い浮かべていたりと、単純な敵キャラには見えないのも事実。
12話での「俺のようになるなよ」「今ならまだ引き返せる」という言葉も、演技には見えませんし本音のような気がするんですよね。
きっとこれも、難波重工の真の目的とか、裏の顔を知ったうえでこのような言葉が出たのではないかと推測されています。
最終的には約1年前の貴利矢のように土壇場でビルド側についてくれることが私の理想ですが、内海は果たして今後どのような行動をとり、最終的にはどこに行き着くのでしょうか?
そしてこの物語の結末は例のごとくDVDで明らかになります。 サメとバイク、2つのボトルが付属した「7つのベストマッチ」完結編が収録されたDVDセットは4月中旬ごろ発売予定です! あ~発売が待ち遠しい…。