仮面ライダービルドも早いものでもう24話。
展開が早すぎるせいか、はたまたOPのナレーションのように混沌とした状況が続いているためか放送開始から半年経ったと感じさせません。
ビルドも盛り上がってますが、前作エグゼイドも負けていません。
というのも、本日3日より、エグゼイドトリロジーの最終章「ゲンムVSレーザー」の限定公開が開始されました。
エグゼイドの本当の完結編が描かれるこの作品、その第3章ではゲンムとレーザーが主役。
というわけで今回は、ゲンムとレーザーのこれまでの活躍と映画での見どころをまとめたいと思います。
ブレイブ&スナイプ
パラドクスwithポッピー
九条貴利矢/仮面ライダーレーザー/仮面ライダーレーザーターボ
九条貴利矢は、バグスターウイルスの謎を追う監察医。
ゼロ・デイが起こった5年前、貴利矢の友人である藍原に「お前はゲーム病だ」と告げたところ、未知の感染症にかかったことでパニック状態となり、そのまま交通事故で亡くした過去を持つ。
それ以来貴利矢自身は「真実を告げることで人生を狂わせることもある」という価値観を持ち、目的のために平然とウソをつくようになった。
ノリは軽いがバグスターの謎を解き、根絶するという意志は本物で、3年前に檀黎斗に接触、ゼロ・デイの情報を公表しないという条件でゲーマドライバーとガシャットを与えられた。
監察医特有の情報収集力でゲンムの正体が檀黎斗であることにいち早く気づくも、パラドの罠にはまり、その嘘つきな性格が災いしてかしばらく信頼してもらえなかった。
その後永夢が適合手術なしでエグゼイドに変身できることに疑問を抱き、彼に関する調査を行う中でゼロ・デイを引き起こした容疑をかけられ服役中の檀正宗と面会し、「永夢こそが世界で初めてバグスターウイルスに感染した男で、全てのバグスターの根源である」ことを突き止める。 が…
黎斗はその事実を知った貴利矢を口封じのために殺害、エグゼイドの物語における最初の犠牲者となった。
しかし彼が遺したリプログラミングの技術は打倒ゲンムのカギとなり、そういう意味では見事ゲンムに倒された雪辱を晴らしたと言えよう。
その後は「超スーパーヒーロー大戦」や「仮面戦隊ゴライダー」で復活し永夢たちと共闘するも、これはあくまでゲームの中のキャラクターという設定で貴利矢本人ではない。
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そして第3クール(仮面ライダークロニクル編)にて、ライダークロニクルのクリア阻止を目論む檀正宗(黎斗がゼロ・デイの首謀者と判明し釈放された)の片腕として、プロトガシャットのデータからバグスターとしてついに復活を果たす。
しかし復活した貴利矢は自らの意思で正宗の味方となっており、「ライダークロニクルさえあれば命はデータ化され、人類の未来は安泰」、「永夢にゲーマドライバーと自身の意思を託したのに多くの命を奪った」と永夢の信念と行動を否定。 完全に敵対した。
しかし我々は(多分)忘れていた。 九条貴利矢が大嘘つきだということに…。
実は貴利矢が正宗側についていたのも彼の持つプロトガシャットを奪うためのウソ。 クロノスの奪ったハイパームテキガシャットを貴利矢に渡すや否や永夢に返し、自分がクロノスをだますために味方のふりをしていたことを明かし、貴利矢は再び永夢たちの頼もしい味方となった。
同じくバグスターとして蘇り、自分を倒した新檀黎斗に対しては、永夢の判断を信じるということで、一応共に戦うことに。
しかし激化する戦闘の中で、「バグスターとして本来蘇るべきではない形で蘇った自分は何をすべきなのか」という自問自答を繰り返していた。
そんな中、ついに現れたラスボスゲムデウスによるパンデミックが発生した際には、なぜかここで黎斗との因縁の決戦を申し出る。
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エグゼイドとパラドクスがゲムデウスと激闘を繰り広げている中、ゲンムに変身した黎斗にゲムデウスウイルスを注入する。 グラファイトがゲムデウスウイルスに順応するのを見た貴利矢はコンティニューができる黎斗を実験体にゲムデウスのワクチンを生み出そうとしたのだ。
2人のバグスターの奮闘により最強のゲムデウスワクチンが完成、その功績により貴利矢は正式にCRのドクターとして活動することを許された。
最終話後は幻夢コーポレーションの新社長に就任した小星作とともに、ゲーム病ワクチンの制作に励んでいる。
そしてエグゼイドトリロジーにて、ゲンムとの最後の因縁の対決が幕を開けます!
レーザーターボも、バグルドライバーⅡを使いレベルXへとレベルアップを遂げます。
この戦いの中で彼が見抜いた、黎斗の最後のウソとは一体何なのか?
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檀黎斗→新檀黎斗→檀黎斗神/仮面ライダーゲンム
エグゼイドトリロジー、ひいては仮面ライダーエグゼイドにおけるすべての事件の元凶となった天才ゲームクリエイター。
初登場時はゲーム開発会社「幻夢コーポレーション」の社長として登場、衛生省と連携しバグスターの脅威に対抗するためのゲーマドライバーとライダーガシャットを開発した。
表向きはCRの面々には協力的だが、裏ではバグスターたちと組んでおり、究極のゲーム「仮面ライダークロニクル」を完成させるため、ライダーやバグスターの戦闘データを採取していた。
5年前に起こったバグスターウイルスのパンデミック、通称「ゼロ・デイ」の首謀者でもあり、この時は当時社長であった父正宗が逮捕された。
第1章(10のゲーム編)ラストでガシャットによるライダーたちに自身の本性を明かし、さらにクリスマスの日には永夢の秘密を知った九条貴利矢を始末、ゲームオーバーに追い込んだ。
第2章(永夢の秘密編)ではゲンムゾンビゲーマーの不死身の能力をフル活用しながらライダーたちを圧倒しつつも、彼らの持つガシャットを回収しながらも、ライダークロニクル完成のために必要なバグスターのデータを採取していく。
このころから自分の天才的ゲームの才能に酔いしれ、神と自称するなどエクセントリックぶりに拍車がかかっており、黎斗を代表するアイデンティティーとなった。 18話ラストの「宝生永夢ゥ!」はOPの相乗効果も相まって今や黎斗を代表する迷シーンに。
その戦いの中で明かされたバグスターウイルス誕生の秘密、そして永夢と黎斗の意外な接点。
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かつて天才プログラマーとして父正宗の仕事を手伝っていたが、世界のコンピューターが一斉に誤作動を起こすとされていた「2000年問題」によって誕生したバグスターウイルスを世界で初めて発見した。
また本編開始16年前、宝生永夢から送られてきたファンレターのゲームキャラのアイデアのクオリティに激しく嫉妬の炎を燃やし、このクオリティに負けない究極のゲームを完成させるために彼が発見したバグスターウイルスを用いることを思いつく。
まずファンレターのお礼として永夢にバグスターウイルス入りのサンプルゲームをプレゼント、彼の目論見通りこのゲームをプレイしたことで世界で初めてゲーム病に感染した。
それから10年後(本編開始6年前)にネクストゲノム研究所に成長しきったバグスターウイルスの切除を依頼、これがきっかけでパラドが誕生することとなる。
その翌年にゼロ・デイを起こし、正宗に責任転嫁させて失脚させることで、自身が社長の座に就いたのだった。
だが全てが黎斗の思うがままに進む、不死身のゲンム無双も、わずかなきっかけから綻び始める。
データ採取のために患者(幻夢コーポレーション社員の小星作)から実体化させたモータスバグスターを、ライダーからガシャットを回収するための囮だったため用済みと撃破したことで、同胞を捨て駒扱いするパラドの怒りを買ってしまう。
さらに打倒ゲンムのために貴利矢のリプログラミング技術と永夢の感染したバグスターウイルスの力で誕生したマキシマムマイティXの力でついに無敵のゾンビゲンムは敗北した。
かつて自分が葬った貴利矢の遺した技術により今度は自分がやられるとは皮肉である。
永夢たちは黎斗を生かし罪を償わせようとする。 しかしこれを良しとしない者がいた。 パラドである。
自分の仲間を道具扱いしてきてフラストレーションが頂点に達していたパラドは、黎斗がゾンビゲンム誕生のために採取した自身の「死のデータ」を感染させられ、ついにゲームオーバー、消滅したのだった。
「私は神だ! 私の夢は、不滅だあああああああああああ!!!」
その後は「仮面戦隊ゴライダー」におけるラスボスとして、自身の復活のために再びエグゼイドら5人のライダーの前に立ちはだかるが、再び敗れた。
彼の「仮面ライダークロニクルを完成させる」という夢はパラドに受け継がれ、ライダーにとって、そして人類にとって最大の脅威となったのだが…
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エグゼイドとパラドクスのレベルマックス同士の戦いが繰り広げられている中、ポッピーピポパポが感染者(=檀櫻子、黎斗の母親)の記憶を頼りにかつて黎斗とパラドが根城にしていた旧コーポレーション跡地の隠し部屋を発見、そこにある宝箱の中に入っていたのはゲーマドライバーと黒いガシャット。
このアイテムの力で、黎斗改め新檀黎斗はバグスターとしてまさかの復活を遂げた。
生まれ変わったゲンムレベル0に変身するための「プロトマイティアクションXガシャットオリジン」は黎斗自身が最初に開発したアルファ版。 バグスターウイルス抑制能力を持ち、さらに99回のコンティニュー機能が搭載されている。
バグスターになっても唯我独尊な性格は相変わらずで、(命は大事だからコンティニューできた方がいいという考えはあるが)命を軽んじる発言もあってか永夢に反発されてしまう。
しかし新黎斗の母親が感染したことで誕生したポッピーを「私が生み出した命」だと豪語する姿を見た永夢は、仮面ライダークロニクルを止めるため、利害の一致で共闘することを決意した。
ほどなくして黎斗の父正宗が釈放され、伝説の戦士「仮面ライダークロノス」に変身、ライダーやバグスターにとって最大の脅威となった。
自身の才能を以って生み出した仮面ライダークロニクルを正宗から取り戻すため、最強のハイパームテキガシャットを開発する、パラドが消去されることでムテキゲーマーの変身能力が失われることを防ぐためレーザーターボと共に時間稼ぎを買って出る、リセットによりハイパームテキガシャットが消滅した際にリセット対策のセーブ機能を搭載して文字通り命を削って再開発する、正宗と大我の最終決戦のゲームエリアに潜入するためのチートコードを開発するなど、主に技術面でCRをサポート。
そんな中ついにライダークロニクルのラスボス「ゲムデウス」が登場するが、正宗により思考ルーチンを書き換えており、無差別にウイルスをばらまき暴れまわる。
貴利矢はゲムデウスの脅威から人々を救うために、バグスターとなった黎斗と貴利矢の体に着目、ゲムデウスウイルスに順応することでワクチンを生み出す秘策を思いつき、黎斗も貴利矢との決戦という形で彼の策に乗る。
自身のライフを大幅に削ってゲムデウスウイルスの力に耐えきったことで最強のワクチン「ドクターマイティXXガシャット」を生み出し、この力でゲムデウスによるパンデミックを終結させた。
この後衛生省に身柄を拘束されたが、ゲムデウスの抗体を生み出しパンデミックの脅威を終わらせたことに貢献した件を考慮し、衛生省の許可ありで解放という条件付きではあるもののこれまで通りCRの筐体に住むこととなった。
この時自身の名を「檀黎斗神」と再び改名し、貴利矢も「神ってことにしといてやるか」と一応は受け入れた。
しかしゲムデウスクロノスが再びパワーアップしたことでゲムデウスのゲーム病が再発、バグスターウイルスと化した感染者を消去しようと行動を開始。(その最中で新ライダーのビルドに妨害されたが)
そんな中、ポッピーが自分の身を犠牲にしてゲムデウスワクチンを振りまいたことを知り「ゲームマスターの許可なく勝手に消えることは認めない…」と寂しげにつぶやいた。
その後他のライダーと協力してゲムデウスとクロノスの撃破に成功し、最終決戦後は自身の体に残ったポッピーのウイルスを培養することで復活させた。
その後も要所要所で活躍し、「トゥルーエンディング」では幻夢VRを開発することで仮想現実に閉じ込められた人々を解放し、「平成ジェネレーションズFINAL」ではネビュラバグスターに対抗するために仮面ライダービルドのガシャットを開発した。
そしてエグゼイドトリロジーでは、3つのゲームを仕掛けてライダーに試練を齎すという重要な役回りで登場するほか、三部作の最終章「ゲンムVSレーザー」では最後のゲーム「ゾンビクロニクル」を起動させる。
その上、自身にとって最高傑作であるライダークロニクル完成のためにパラド共々利用させられていた憎き敵であるはずの檀正宗をなぜか復活させる。 一体何のために?
さらにゴッドマキシマムマイティXガシャットでゴッドマキシマムゲーマーレベルビリオン(=10億!)に変身、最強最大の敵として立ちはだかります。
最初にも言ったように黎斗こそエグゼイドの物語の真の元凶。 3つのゲームに込められた彼の真意とは? そして因縁の相手である九条貴利矢との最後の決戦の末に待つものとは?
仮面ライダーエグゼイドは、Vシネマで完結する。
このトリロジーこそ、エグゼイドの「本当のトゥルー・エンディング」。
最後の死闘を、見逃すな。
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See you next game …?