早いものでキュウレンジャーの放送も残り1回になってしまいました。
9人組ヒーローで悪に立ち向かうという、40年以上放送され続けているスーパー戦隊の常識をいい意味で打ち破ったとんでもない設定で、1年間ノンストップで突っ走る熱い作品でした。
で、ここからが本題なんですが、先ほども言ったお湯に40年以上多くの人々に愛されている戦隊シリーズでは、200を超えるヒーローたちが様々なアイテムを手にして変身してきました。
これまでの戦隊シリーズに登場した変身アイテムには、一体どのようなタイプのものが登場したのでしょうか?
というわけで今回は、最新作「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」までに登場した変身アイテムを大まかにタイプ分けし、それぞれのタイプについてマイペースで語りたいと思います。
ブレスタイプ
該当するアイテム
- ブレスレット(サンバルカン)
- ゴーグルブレス(ゴーグルファイブ)
- チェンジブレス(チェンジマン)
- Vチェンジャーブレス(ファイブレッド、ファイブブルー、ファイブブラック)
- クロスチェンジャー(ジェットマン)
- オーラチェンジャー(ダイレンジャー)
- パワーブレス(オーレンジャー)
- アクセルチェンジャー(カーレンジャー)
- デジタイザー(メガレンジャー)
- ギンガブレス(ギンガマン)
- ゴーゴーブレス(ゴーゴーファイブ)
- クロノチェンジャー(タイムレンジャー)
- Gブレスフォン(ガオシルバー)
- ハリケンジャイロ(ハリケンジャー)
- ゴウライチェンジャー(ゴウライジャー)
- ダイノブレス、ダイノコマンダー、ダイノマインダー(アバレンジャー)
- ブレスロットル(デカブレイク)
- ゴーゴーチェンジャー(ボウケンシルバー)
- ゴングチェンジャー(ゲキバイオレット)
- シフトチェンジャー(ゴーオングリーン、ゴーオンブラック)
- モーフィンブレス(ゴーバスターズ)
- ガブリチェンジャー(キョウリュウゴールド)
- トッキュウチェンジャー(トッキュウジャー)
- セイザブラスター(キュウレンジャー)
etc.
まずは戦隊の変身アイテムと聞いて真っ先に思い浮かべるであろう、手首に巻くブレスタイプの変身アイテム。 主に昭和や平成前半の初期メンバーが多く使用しています。
初めて登場したブレス型変身アイテムはサンバルカンのブレスレット。 その後ゴーグルファイブのゴーグルブレスでシリーズで初めて変身アイテムが玩具化されました。
初期の作品ではブレスを前にかざしながら戦隊名や戦士名を叫ぶことでスーツが装着され変身完了しました。
しかし時代が進むごとに機能が増え、通信機能が追加されたり、パンチ攻撃に使用したり、変身コードを入力して変身したり、カギを刺して変身したりと多様化しました。
キュウレンジャーのセイザブラスターもある意味ではブレス型と言えなくないかも?
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携帯電話タイプ
該当するアイテム
- ケータイザー(メガシルバー)
- Gフォン、Gブレスフォン(ガオレンジャー)
- マージフォン、グリップフォン、マザーフォン、ファイヤーウーザフォン(マジレンジャー)
- アクセルラー(ボウケンジャー)
- ゴーフォン(ゴーオンレッド、ゴーオンブルー、ゴーオンイエロー)
- ショドウフォン、スシチェンジャー(シンケンジャー)
- レオンセルラー(ゴセイナイト)
- モバイレーツ、ゴーカイセルラー(ゴーカイジャー)
- モーフィンブラスター(ビートバスター&スタッグバスター)
- 忍者スターバーガー(スターニンジャー)
- ジュウオウチェンジャー、ジュウオウチェンジャーファイナル(ジュウオウジャー、ジュウオウバード)
etc.
続いては携帯電話タイプの変身アイテム。 こちらは最近の作品に多いパターンです。
変身の際には変身ボタンを押したり、数字を入力して変身するパターンが大半ですが、最近ではその流れも崩れつつあるような気がします。
シリーズで初めて携帯電話型の変身アイテムが登場したのはメガレンジャー(メガシルバーの使うケータイザー)。 当時の主流だったデジタル機器をモチーフにした本作にはうってつけですね。
携帯電話ということでそのモチーフに選ばれるのは、ほとんどが折りたたみ式でダイヤルが付いているいわゆるガラケー。
今の若い世代はスマホを使っている方がほとんどかと思いますが、意外にもスマホ型の変身アイテムは2018年1月30日現在ではトッキュウ6号のアプリチェンジャーのみ。
電話ということで通信手段として使われるのはもちろんのこと、マージフォンはキー入力で魔法を唱えたり、ショドウフォンは筆に変形して空中に字を書くことができたり、ジュウオウチェンジャーは立方体でルービックキューブのように回転させることができるとなかなかユニークな機能を持つものがあります。
玩具化された際には、変身なりきり遊びに加えてキー入力による音声が楽しめるものもあり、先ほどのマージフォンはキーの組み合わせによってなんと約10,000通りもの呪文を再現することが可能。 すごく遊びごたえがありますね。
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武器タイプ
該当するアイテム
- ブルライアット(黒騎士ヒュウガ)
- サイブレード(ゲキチョッパー)
- モーフィンブラスター(ビートバスター&スタッグバスター)
- ガブリボルバー、ガブリチェンジャー、ギガガブリボルバー(キョウリュウジャー)
- 忍者一番刀(ニンニンジャー)
- セイザブラスター、リュウツエーダー、ホウオウブレード&ホウオウシールド(キュウレンジャー)
- VSチェンジャー(ルパンレンジャーVSパトレンジャー)
etc.
続いては変身アイテムが武器を兼ねているタイプ。 これも数は少ないですが近年で少しずつ増加しているイメージ。
その多くはガブリボルバーなどの銃型のアイテムですが、サイブレードや忍者一番刀などの例外もあります。
ビートバスターとスタッグバスターは携帯電話から武器に変形し、音声認識で変身&必殺技を発動します。
初めて登場したのはギンガマンより黒騎士ヒュウガの使うブルライアット。
玩具では変身&戦闘遊びの両方ができる、一石二鳥のおいしいアイテムとなっています。
またキュウレンジャーのメンバー12人は、全員武器となるアイテムを使って変身するレアなケース。
来月から放送開始予定の最新作「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」では、2つの戦隊の両方が銃として使用できるVSチェンジャーを使って変身します。
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その他
該当するアイテム
- デンジリング(デンジマン)
- Vチェンジャーコンパクト(ファイブピンク、ファイブイエロー)
- ダイノバックラー(ジュウレンジャー)
- ドロンチェンジャー(カクレンジャー)
- シュリケンボール(シュリケンジャー)
- SPライセンス(デカレンジャー)
- ゲキチェンジャー(ゲキレンジャー)
- ウイングトリガー(ゴーオンウイングス)
- テンソウダー(ゴセイジャー)
- ジュウオウザライト(ジュウオウザワールド)
etc.
最後は以上のカテゴリーに分類されない変わった形の変身アイテム。
ファイブマンは男性と女性で変身アイテムが異なる唯一のケースで、女性が変身するピンクとイエローは首に下げるVチェンジャーコンパクトを使います。
その他、忍者ということで印籠型のドロンチェンジャー、刑事(デカ)ということで警察手帳型のSPライセンス、飛行船モチーフということで操縦桿型のウイングトリガー、動物モチーフということで懐中電灯型のジュウオウザライトなど、モチーフにあわせた多種多様なアイテムが登場しました。
そして中でもひと際個性が強いのがゴセイジャーの使うテンソウダー。
石像のようなごつい顔に口を開いたときの「ガチャ!」の音声と、一度見たら忘れられないインパクト抜群の変身アイテムですね。
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アイテムそのものがない
スーパー戦隊と言えば変身アイテムがつきものだと思われがちですが、実は最初の3作品(ゴレンジャー、ジャッカー、バトルフィーバー)はアイテムなしで変身しています。
ゴレンジャーは掛け声とともにジャンプすることで変身、ジャッカーはサイボーグということで変身専用のカプセルに入り、バトルフィーバーは直接スーツを着用する形式をとっています。
いずれも最近の作品ではありえない、かなりぶっ飛んだ設定になってますね。 初期の作品らしいです。
以上、今回は変身アイテムという観点からスーパー戦隊を語ってみました。
ブレスだったり電話だったり銃だったりと、平成に入ったあたりから変身アイテムも多様化しモチーフにあわせた様々なアイテムが登場していますね。