2017年もあと2日、皆さん年末年始の準備はいかがですか?
振り返ってみれば、今年1年も色々なことがありました。
今年の特撮業界でも様々なイベントや珍事が起きましたし、それがつい先週のことのように思い出されます。
今年2017年は、戦隊、ライダー、そしてウルトラマンの世界ではどのようなことがあったのでしょうか?
というわけで今回は2017年の特撮作品での様々な出来事やイベントなどを振り返ってみたいと思います。
一応サーチはしたつもりですが、所々抜けがあるかもしれませんのであしからず。
冬(1月~3月)
九条貴利矢がゲームオーバーとなり消滅するという絶望のクリスマスを過ぎた2017年。
年が明けて最初のイベントはエグゼイドの新フォーム「ブラザーズゲーマーレベルXX」の初登場。
ライダー史上初の2人に分裂するフォームで、それぞれに「永夢」と「M」の人格が宿る不思議なフォームでした。
それからライダーシリーズ恒例、年明けのの新ライダーは、敵サイドのパラドが「仮面ライダーパラドクス」に変身しました。
平成ライダー史上に残る神の迷言「宝生永夢ゥ!」が誕生したのもこのころ。
倒してもゾンビのごとく何度も復活するゲンムに対抗するため、リプログラミング能力を持つ中間フォーム「エグゼイドマキシマムゲーマーレベル99」で戦いました。
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エグゼイドだけではありません 「【裏技】仮面ライダーブレイブ Surviveせよ!復活のビーストライダースクワッド!」でブレイブが、復活した動物モチーフライダーと激闘を繰り広げました。
そしてこの作品では、萩野崇さんが当時と同じく浅倉威/仮面ライダー王蛇役でカムバックするというファン歓喜のサプライズがなされました。
一方スーパー戦隊では、「動物戦隊ジュウオウジャー」が無事完結し、シリーズ最新作「宇宙戦隊キュウレンジャー」が2月にスタート。
これまでの戦隊と違い最初からメンバーが9人でスタートという大所帯で、宇宙幕府ジャークマターの支配から宇宙を解放するために戦うというスケールの大きなストーリーが展開されました。
春(4月~6月)
季節は春になり気候も陽気になりましたが、ライダーの世界では鬱っぽい展開が続きます。
アマゾンプライム限定で配信された「仮面ライダーアマゾンズ」が人気を博し、今年4月にSeason 2が配信開始されました。
アマゾンズSeason 2は主人公と怪人の恋愛という、ライダーシリーズになかったストーリーが特徴。
またこの時期には春映画「超スーパーヒーロー大戦」が公開、多数のご本人出演やまさかのアマゾンズ参戦などで盛り上がりました。
そしてエグゼイドとキュウレンジャーの活躍で強敵を撃破したのもつかの間、エグゼイドの世界では恐怖のゲーム「仮面ライダークロニクル」が起動、新たな局面を迎えます。
それだけでなく、ポッピーや檀正宗までも仮面ライダーに変身し、ライダーバトルは一層激しさを増していきます。
この時期にはもう1つの迷言「絶版」が生まれました。
そして春と言えば最強フォームの時期。 バグスターとしてまさかの復活を遂げた新檀黎斗と九条貴利矢の活躍により、完全無欠の「ムテキゲーマー」が誕生しました。
キュウレンジャーの世界では司令官ショウ・ロンポーや地球人の少年佐久間小太郎がキュウレンジャーの新たな戦士(リュウコマンダー&コグマスカイブルー)となり、9人スタートだったキュウレンジャーも一気に11人に増えました。
しかしその後にはロボット戦士のチャンプがスティンガーをかばって大破するという、アマゾンズに負けず劣らずのトラウマ大事件が発生しました。
そしてこの時期と言えば忘れてはいけないのが「スペース・スクワッド」。
「宇宙刑事ギャバン」と「特捜戦隊デカレンジャー」の2大スペースヒーローが夢の共演ということで、戦隊ファンとメタルヒーローファン両方の心を躍らせました。
ところ変わってウルトラの世界では「ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE」がスタート、これまでのウルトラマンゼロの活躍を振り返りました。
同時にオーブ本編の後日譚を描くミニコーナーとして「ウルトラファイトオーブ」もスタートしました。
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夏(7月~9月)
暑い夏は特撮ファンの心も情熱により燃え滾っていました。
まずはウルトラシリーズ最新作「ウルトラマンジード」が7月から放送開始。
かの悪名高きウルトラマンベリアルの遺伝子を継ぐ息子という衝撃の設定がなされ、主人公朝倉リクを演じるのはかつてシリーズにも出演経験のある濱田龍臣さんということで大きな話題を呼びました。
前作オーブと同様に2人のウルトラマンの力を借りることで変身する形式をとり、敵サイドの「伏井出ケイ」も2つの怪獣の力を組み合わせた「ベリアル融合獣」に変身しジードと激闘を繰り広げます。
しかしライダーサイドも負けていません。 仮面ライダークロニクルを巡る戦いが佳境を迎える中、恒例の夏映画「トゥルー・エンディング」が公開されました。
この映画、そのタイトル通りエグゼイドの真のエンディング(夢落ちやパラレルではなく、正真正銘本当のエンディング!)を先行公開するという驚きの内容になっています。
公開されたのは7月ごろですが、公開初日に見ても謎な部分も多く、逆に最終話を見た後に映画を見ると100倍楽しめるという風変わりな内容になっています。
しかしテレビ放送が終わってもストーリーはまだ終わらないのがエグゼイドの恐ろしいところ。
トゥルー・エンディングの更にその後の物語を描く「仮面ライダーエグゼイドトリロジー アナザー・エンディング」(ブレイブ&スナイプ、パラドクスwithポッピー、ゲンムVSレーザーの3部構成)が期間限定で映画公開され、さらにVシネマとしてDVD&ブルーレイがリリースされることが発表されました。
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エグゼイドが終わり、その後を継ぐ仮面ライダービルドは、記憶喪失のてんっさい物理学者の桐生戦兎を主人公とし、スカイウォールによって3つに分断された日本を舞台にするというこれまたぶっ飛んだ設定。
また2つのフルボトルを組み合わせて変身するという、Wのようなライダーとなりました。
Wと言えば、正式続編である漫画「風都探偵」がビッグコミックスピリッツにて8月から連載開始されました。
来年春には念願の単行本が発売されるので、こちらもすごく楽しみです!
キュウレンジャーの方も恒例の追加戦士登場シーズンに突入、300年の眠りから目覚めた紅き伝説の救世主「ホウオウソルジャー」が登場しました。
そして過去の世界ではオリオン座の力を手にし、こちらも恒例の強化形態「シシレッドオリオン」の変身能力を得ました。
スーパー戦隊史上初のスピンオフVシネマ「Episode of スティンガー」がリリースされたのもこの時期。
冬(10~12月)
今年の秋と言えば、日本全国のニチアサファンに衝撃が走った時期でもありました。
10月より仮面ライダーとスーパー戦隊の放送時間が変更され、ビルドが朝8時から朝9時に、キュウレンジャーが朝7時半から9時半にお引越しになりました。
スーパー戦隊の放送時間が変更されるのは、電磁戦隊メガレンジャー以来実に20年ぶり。
ビルドでは戦兎や龍我の謎が次々と明かされ、今月に映画「平成ジェネレーションズFINAL」が公開されました。
当時のキャストが一堂に会するという豪華な内容になっており、1年前と同じくビルドの謎が一足お先に明かされました。
そして今年のパラドクスに当たる新ライダー、グリスが映画でもテレビでもついにその姿を現しました。
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一方キュウレンジャーは最終決戦の時が近づき、来年の放送でついにラスボス「ドン・アルマゲ」の正体が明かされます。
そしてキュウレンジャーの伝説を引き継ぐ新たなスーパー戦隊はなんと2つ!? 市民から英雄視される怪盗集団「快盗戦隊ルパンレンジャー」と市民の平和と正義のために戦う「警察戦隊パトレンジャー」の2つの戦隊が伝説のお宝「ルパンコレクション」をめぐって対立するという、これまでない新機軸が特徴です。
ジードも無事最終回を迎え、あとは3月公開の映画「つなぐぜ!願い!!」を残すのみとなりました。 来年1月にはオーブの活躍をもう1度楽しめる「ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE」が放送開始されます。 こちらも楽しみですね。
振り返ってみると、2017年も特撮ヒーロー番組も色々なことがありましたね。
ビルド、キュウレンジャー、そしてウルトラマン。 いずれも来年にはさらなる飛躍とファンを楽しませる仕掛けやサプライズが用意されていることでしょう。
2018年も私ぼちカメもいち特撮ファンとしてこれら3つのシリーズを心行くまで楽しんでいく心持です。
それではみなさん、ちょっと気が早いですが、よいお年を!
おまけ 2018年 今後の予定
- 1月6日 「ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE」放送開始
- 2月11日 「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」放送開始
- 3月10日 映画「ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!」公開
- 2月~3月 Vシネマ「仮面ライダーエグゼイドトリロジー アナザー・エンディング」劇場公開&DVD・ブルーレイ発売
- 春 映画「仮面ライダーアマゾンズ 完結編(仮)」公開
- 春 「風都探偵」単行本1巻&2巻同時発売