皆さんご存知でしょうか?
カプコンから1987年に発売された人気アクションゲーム「ロックマン」が今年で生誕30周年を迎えました。
マリオやゼル伝、ポケモンと同様に今や世界のゲーム界を牽引する存在となっている人気シリーズですが、これまでどのような作品が発売されたのでしょうか?
というわけで今回は、この30年間で発売されたロックマンシリーズまとめ、第1弾はいわゆる本家ロックマンのナンバリングタイトルをまとめたいと思います。
目次
ロックマン
- 発売日:1987年12月17日
- 対応ハード:FC
- 特徴:
倒したボスの特殊武器が使える
本作のみボスが6体
スコアの概念がある
- 登場するボス(特殊武器):
カットマン(ローリングカッター)
ガッツマン(スーパーアーム)
アイスマン(アイススラッシャー)
ボンバーマン(ハイパーボム)
ファイヤーマン(ファイヤーストーム)
エレキマン(サンダービーム)
1987年にカプコンより発売された横スクロールアクションシリーズの記念すべき第1作目。
撃破したボスの特殊武器が使える、特殊武器が他のボスの弱点となるなどといった特徴的なシステムはこの時点から健在。 ただし、後のシリーズとは違い、容量の関係でボスは6体となっている。
本作のみの要素としてスコアが存在しているが、次作で廃止された。 また、一度クリアしたステージでもボス戦も込みで再挑戦できるのも本作のみの要素です。
ファミコンということもありまだセーブ機能もなくパスワードもまだないため、電源を切れば最初からやり直しとなる。(PS版や携帯アプリではセーブ可能)
ロックマン2 Dr.ワイリーの謎
- 発売日:1988年12月24日
- 対応ハード:FC
- 特徴:
操作性やシステムなどを踏襲しシリーズの基礎を作った
今作からボスキャラの公募を開始
E缶が初登場
みんな大好きエアーマンのデビュー作
パスワードによるセーブ&コンティニュー
- 登場するボス(特殊武器):
メタルマン(メタルブレード)
エアーマン(エアーシューター)
バブルマン(バブルリード)
クイックマン(クイックブーメラン)
クラッシュマン(クラッシュボム)
フラッシュマン(タイムストッパー)
ヒートマン(アトミックファイヤー)
ウッドマン(リーフシールド)
前作の特徴的なシステムを踏襲し、E缶や全8体のボスキャラデザインの一般公募、パスワードによるコンティニューといった後のシリーズに受け継がれる要素を数多く生み出した。
ストーリーにも力を入れており、Dr.ワイリーが制作したロボ「ワイリーナンバーズ」による世界征服というストーリーが本格的に前面に押し出された。
国内出荷分だけでも約151万本以上売り上げるミリオンヒットを記録したため、ロックマンと聞けばまず2を思い浮かべる人が多い。 「思い出は億千万」や「エアーマンが倒せない」といった名曲も2から誕生しました。
シリーズの中でも最も人気があり、最も知名度が高いソフトと言っても過言ではないでしょう。
ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?
- 発売日:1990年9月28日
- 対応ハード:FC
- 特徴:
ラッシュやブルースが初登場
スライディング、武器アイコンが初めて導入された
- 登場するボス(特殊武器):
ニードルマン(ニードルキャノン)
マグネットマン(マグネットミサイル)
ジェミニマン(ジェミニレーザー)
ハードマン(ハードナックル)
タップマン(タップスピン)
スネークマン(サーチスネーク)
スパークマン(スパークショック)
シャドーマン(シャドーブレード)
本作より詳細なキャラクター設定がなされ、独特の口笛と共に現れる謎のキャラ「ブルース」も本作から初登場した。
前作のサポートメカをさらに発展させ、移動メカに変形する相棒「ラッシュ」が本作より登場、彼(?)もまたシリーズの顔となりました。
その他にも狭い隙間を滑って移動する「スライディング」や特殊武器選択画面での「武器アイコン」も今作で初めて導入された。
ロックマン4 新たなる野望!!
- 発売日:1991年12月6日
- 対応ハード:FC、PS、携帯アプリ、Wii、3DS、WiiU
※Wii、3DS、WiiUはVCとして
- 特徴:
チャージショットが初導入
アイテムをランダムで出してくれるサポートキャラ「エディー」が登場
武器リストが画面全体に一覧で出す方式に
クリアしたステージに再挑戦できるシステムが復活(ボスとは戦えない)
- 登場するボス(特殊武器):
ブライトマン(フラッシュストッパー)
トードマン(レインフラッシュ)
ドリルマン(ドリルボム)
ファラオマン(ファラオショット)
リングマン(リングブーメラン)
ダストマン(ダストクラッシャー)
ダイブマン(ダイブミサイル)
スカルマン(スカルバリアー)
本作より、ボタンを長押しすることでチャージし威力の高いチャージショットが撃てるようになりました。
また特殊武器選択画面の仕様も変更され、画面に小さいウインドウが表示される方式から画面全体に特殊武器の一覧が表示される方式に変更になりました。
1作目以来のクリアしたステージの再チャレンジできるシステムが復活しましたが、ボスとの再戦はできません。
ロックマン5 ブルースの罠!?
- 発売日:1992年12月4日
- 対応ハード:FC、PS、携帯アプリ、Wii、3DS、WiiU
※Wii、3DS、WiiUはVCとして
- 特徴:
半重力やバイクステージなど、ステージがより多彩に
新サポートメカ「ビート」が登場
武器とライフのエネルギーを回復できるM(ミステリー)缶が登場
- 登場するボス(特殊武器):
グラビティーマン(グラビティーホールド)
ウェーブマン(ウォーターウェーブ)
ストーンマン(パワーストーン)
ジャイロマン(ジャイロアタック)
スターマン(スタークラッシュ)
チャージマン(チャージキック)
ナパームマン(ナパームボム)
クリスタルマン(クリスタルアイ)
5では新たなサポートメカ「ビート」が登場、ステージ内に隠されているプレートをすべて集めることで使用可能となった。
本作からステージのギミックも多彩さを増し、重力反転ステージやマリンバイクに乗って進む強制スクロールステージなどが登場した。
その他にもチャージショットが仕様変更されたり、武器とライフ両方のエネルギーを回復するM缶が登場したりしました。
ロックマン6 史上最大の戦い!!
- 発売日:
1993年11月5日(FC)
1993年12月9日(PS)
- 対応ハード:FC、PS、iアプリ、Wii、3DS、WiiU
※Wii、3DS、WiiUはVCとして
- 特徴:
ファミコン最後のロックマンシリーズ
ロックマンがラッシュと合体できる
初めて海外からのボスデザインの公募が行われた
- 登場するボス(特殊武器):
ブリザードマン(ブリザードアタック)
ケンタウロスマン(ケンタウロスフラッシュ)
フレイムマン(フレイムブラスト)
ナイトマン(ナイトクラッシャー)
プラントマン(プラントバリア)
トマホークマン(シルバートマホーク)
ウインドマン(ウインドストーム)
ヤマトマン(ヤマトスピア)
6限定のシステムとしてサポートメカのラッシュと合体することができ、特定のボスを倒すことで攻撃力重視の「パワーロックマン」や空を飛べる「ジェットロックマン」に変身できるようになった。
またシリーズ恒例のボスデザインの一般公募ですが、今作では初めて海外からの応募も行われ、ナイトマンとウインドマンが海外からの応募で誕生しました。
その他にもボスの部屋が2つ存在するステージや、武器エネルギーの回復アイテムを取ると残りの少ないものから順に回復してくれる隠しアイテム「エネルギーバランサー」も登場。
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ロックマン7 宿命の対決!
- 発売日:1995年3月24日
- 対応ハード:SFC、New3DS、WiiU
※New3DS、WiiUはVCとして
- 特徴:
初めてスーファミソフトとして発売
ボスが前半と後半に分けられる
ライバルキャラ「フォルテ」のデビュー作
格闘モードを搭載
あの難関アクションのBGMが聞ける裏ワザあり
- 登場するボス(特殊武器):
フリーズマン(フリーズクラッカー)
ジャンクマン(ジャンクシールド)
バーストマン(デンジャーラップ)
クラウドマン(サンダーストライク)
スプリングマン(ワイルドコイル)
スラッシュマン(スラッシュコイル)
シェードマン(クラッシュノイズ)
ターボマン(バーニングホイール)
シリーズで初めてのスーパーファミコンソフトとして発売されたロックマンシリーズで、グラフィックやBGMも大幅にパワーアップした。
本作と次作「8」ではステージ構成が変更され、前半4ステージをクリアしたのちに後半4ステージに挑戦できるようになる構成になった。
また、ロックマンやブルースに並んで人気のクールなライバルキャラ「フォルテ」は本作から登場しました。
新アイテムとして「ネジ」が登場し、集めることで様々なアイテムと交換することができます。
そして本作だけの要素として「格闘モード」があり、ストⅡのようにキャラを選んで対戦できます。
余談ですが、シェードマンステージをまだクリアしていない状態で隠しコマンドを入力してスタートすると、BGMが同じくカプコンの人気アクションゲーム「魔界村」になるという裏技もできます。 ご丁寧に(?)難易度も大幅アップしておりますw
ロックマン8 メタルヒーローズ
- 発売日:1996年12月17日
- 対応ハード:PS、セガサターン、ゲームアーカイブス
- 特徴:
シリーズ初のセーブ機能を搭載
ボイス付きとなり、アニメーションやオープニング・エンディング曲が初めて導入された
唯一任天堂ハードで発売されていない
恒例のボス一般公募はいつもと違う方式
仕様を一部引き継いだ「ロックマン&フォルテ」も発売された
- 登場するボス(特殊武器、声優):
テングマン(トルネードホールド、長嶝高士)
アストロマン(アストロクラッシュ、二又一成)
ソードマン(フレイムソード、高木渉)
クラウンマン(サンダークロー、坂本千夏)
サーチマン(ホーミングスナイパー、長嶝高士)
フロストマン(アイスウェーブ、高木渉)
グレネードマン(フラッシュボム、二又一成)
アクアマン(ウォーターバルーン、坂本千夏)
シリーズで唯一、任天堂ハード以外で発売されたロックマン。
PSということでシリーズで初めてアニメーションやキャラクターボイスが付き、OP曲やED曲も初めて導入されました。 しかし今までのロックマンと違うということでこれを嫌うファンもいる。
本作でもボスデザインの一般公募は行われましたが、全8体のうち2体はすでに製作側で決定しており、残りの6体のうち3体にはその外見的特徴がある程度決定したうえで募集を行う方式になっていました。
PSやセガサターンへの急ピッチで乗り換えたためこの方式になったのだが、評価は賛否両論であり、後日ファンへのお詫びの気持ちも込めて8の一部のシステムを踏襲した「ロックマン&フォルテ」が発売されました。
ロックマン9 野望の復活!!
- 配信開始日:
2008年9月24日(Wii)
2008年9月25日(PS3)
2009年6月24日(Xbox360)
- 対応ハード:Wii、PS3、Xbox360、携帯アプリ
※いずれもダウンロード販売
- 特徴:
昔懐かしいファミコン時代の8bitロックマン
システムもファミコン時代のものになっている
全50種のチャレンジ要素やタイムアタックモード、ブルースを操作できるモードなども収録
初の女性のボスが登場
- 登場するボス(特殊武器):
コンクリートマン(コンクリートショット)
トルネードマン(トルネードブロー)
スプラッシュウーマン(レーザートライデント)
プラグマン(プラグボール)
ジュエルマン(ジュエルサテライト)
ホーネットマン(ホーネットチェイサー)
マグママン(マグマバズーカ)
ギャラクシーマン(ブラックホールボム)
ダウンロード限定で発売されたシリーズ9作目。
9の特徴はなんといっても「昔懐かしいファミコン時代のロックマンの復活」。
3Dグラフィックが当たり前のこの時代にあえて8bitのグラフィックで製作し、まさに2000年代に発売されたファミコンロックマン最新作と言えよう。
ただ見た目だけをファミコン風にしただけでなく、BGMやSEが2のものだったり、チャージショットができなくなったり、オープニングステージを廃止したりとゲームの内容もファミコン時代の時のものを忠実に再現している。
いつものロックマンのほかに、世界中のユーザーとクリアタイムを競う「タイムアタックモード」で楽しめます。
有料ダウンロードによる追加コンテンツも充実しており、ステージやモードを追加したり、シリーズで初めてブルースを操作できるようになります。
ロックマン10 宇宙からの脅威!!
- 発売日:
2010年3月9日(Wii、PS3)
2010年3月31日(Xbox360)
- 対応ハード:Wii、PS3、Xbox360
※いずれもダウンロード販売
- 特徴:
前作と同じくファミコンテイスト
難易度選択機能が(ナンバリング作品では)初登場
ゲーム開始時にロックとブルースのどちらかを操作するか決められる
リプレイ機能やチャレンジモードの追加
- 登場するボス(特殊武器):
ブレイドマン(トリプルブレイド)
ポンプマン(ウォーターシールド)
コマンドマン(コマンドボム)
チルドマン(チルドスパイク)
シープマン(サンダーウール)
ストライクマン(リバウンドストライカー)
ニトロマン(ホイールカッター)
ソーラーマン(ソーラーブレイズ)
懐かしいファミコン風ロックマン第2弾。
前作の要素やモードはバージョンアップして受け継がれており、リプレイ機能の搭載やナンバリング作品初の難易度選択、タイムアタック専用のコース、様々な課題に挑戦する「ちゃんレンジモード」といった新要素が追加されました。
また、記念すべきシリーズ10作目ということで歴代シリーズの作曲家やサウンドクリエイターが集結し、作曲が行われました。
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ロックマン11 運命の歯車!!
- 発売予定日:2018年
- 対応ハード:PS4、ニンテンドースイッチ、Xbox One、PC
- 特徴:
シリーズ生誕30周年記念作品
美麗なグラフィックで生まれ変わった正統進化のロックマン
- 登場するボス(特殊武器):???
ロックマンシリーズ生誕30周年記念作品として現在製作中のナンバリングシリーズ最新作。
グラフィックはより美しく進化しながらも、特徴的なアクションや特殊武器で個性的なステージを攻略していくそのスタンスをそっくりそのまま継承した正統進化作品。
現在製作中なので詳細は不明。
ロックマンシリーズは全然やったことのない私ですが、こうやって見ると基本的な部分は残しつつ進化しているのが分かりますね。
今回はいわゆる本家のナンバリングシリーズをまとめましたが、いつか番外シリーズの作品もまとめてみたいと思います。