スーパーマリオ3Dコレクションの発売まで、あと1週間を切りました。
スーパーマリオ64、スーパーマリオサンシャイン、スーパーマリオギャラクシーの3作品が1つのソフトで遊べるという、3Dマリオファンにとっては夢のようなソフトとなっています。
さて、収録されるソフトの1つである「スーパーマリオサンシャイン」は、万人向けのマリオシリーズの中では難易度が高めに設定されていることでも有名。
箱庭アクションゲームが苦手な人にとっては何度挑んでもなかなかクリアできない難関コースの連続で、トラウマになっている方も多いかと思います。
というわけで今回は、スーパーマリオサンシャインに登場する難関コースをまとめてみようと思います。
目次
アスレチックコース全般
マリオサンシャインの難関コースと聞くと、いわゆる「ヒミツシリーズ」と呼ばれるアスレチックコースを思い浮かべる人が多いかと思います。
多種多様な仕掛けが張り巡らされた特殊なコースを進み、ゴールにあるシャインをゲットするというものだが、これがとにかく難しい。
まず、1周目はニセマリオにポンプを捕られてしまいます。 そのため、ホバリングで楽々進むということができません。
またこのコースの下は奈落で、足を踏み外せば即ミス確定。 チェックポイントもないため、たとえシャインの一歩手前までたどり着いていてもスタートからやり直しとなる。
中でも乗ると崩れる砂ブロックが鬼畜な「ふしぎなきのめとすなのしろ」(マンマビーチストーリー1)、壁キック必須の高難度アクションが要求される「かいのなかのヒミツ」(マーレのいりえストーリー6)、モンテ族に投げられながら進むという変わり種な「むらのうらのヒミツ」(モンテのむらストーリー5)はかなり難度が高く数多くのマリオが犠牲となった。
このヒミツコースはどのステージにも必ず1~2つあるため、ラスボスにたどり着くためには避けては通れない高き壁となる。
2周目はポンプと一緒に入れるが、新たに赤コイン8枚を時間内に集めるミッションが追加されます。
ただでさえ難しいコースに散らばる赤コインを制限時間付きで全部集めなければならないため、1週目以上に操作ミスを誘発しやすい。
パチンコ台
パチンコ台は、ドルピックタウンから行くことができるアスレチックコース。
このコースはその名の通り巨大なパチンコ台にある8枚の赤コインを集めるのが目的になっています。
発射地点にある3枚はトランポリンでジャンプすることで自動的に取れますが、あとの5枚はそれぞれのポケットにうまいこと入って取ります。
で、そのポケットに入るためには至る所に打ってある釘を足場にし、ホバリングを駆使しつつ乗り継いでいくのですが、これがこのコースの難関ポイントとなっています。
ホバリングによる着地地点の微調整がかなり難しく、しかもどのポケットに入ることもできなければ一番下の穴から落ちてミスになります。
赤コインをすべてゲットすると当然ながらシャインが出現するのですが、そのシャインも真ん中の大きなポケットに出現するため、うまいこと着地しなければならない。
たとえシャインが出てきた後であろうと、ミスになれば問答無用で赤コイン集めからやり直しとなります。
とにかく赤コイン集めが骨が折れるため、パチンコ玉よろしくスタート地点まで滑り落ちる坂を逆走してポケットの裏側から取るというゴリ押しで挑む猛者もいたとかいないとか。
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イカサーフィンシリーズ(リコハーバーストーリー2&6)
港町リコハーバーの名物イカサーフィン。 その名の通りイカに乗って水上を走るものなんですが、これもまた難しい。
まず1度乗ったら降りることができず、そのまま永久に水上を滑り続けることになります。
その上、この状態で障害物にぶつかるとその時点で即ミスとなります。 慎重かつ大胆に、如何に障害物にぶつからないように操作するかがポイントです。
ストーリー2「GOGO! イカサーフィン」は下水道から行ける秘密のコースで、決められた時間内にコースを1周できればシャインがもらえる。
ストーリー6「すいじょうのあかコイン」ではアスレチックコースの2周目と同じく時間制限付きの赤コイン回収コースとなっている。
限られた時間内に操作の難しいイカサーフィンに乗り、障害物に1度もぶつからずに赤コインを集めると書くとその難しさがわかるでしょうか。
ヨッシーのフルーツだいさくせん(リコハーバーストーリー8)
リコハーバーのミッションからもう1つ、8つ目の「ヨッシーのフルーツだいさくせん」を紹介します。
本作におけるヨッシーは、エリア内にあるフルーツを食べるとジュースを吐き出すことができ、黄色い壁のようなものを溶かすことができます。
このミッションは、その壁をヨッシーのジュースで溶かしてシャインをゲットするのが目的。
文章にするだけでは簡単に聞こえますが、その道のりは決して平坦なものではありません。
まずヨッシーに乗るためには、卵の状態でヨッシーが欲しがっているフルーツを持ってくる必要があるのですが、このミッションでは必ずドリアンを要求してきます。
近くにヒップドロップでフルーツが出るタンクがあるのでそれを利用するのですが、出るフルーツはランダムなので運が悪いとなかなかドリアンが出ません。
ドリアンが出ても、他のフルーツと違って持つことができず蹴って運ぶので、これも難しい。
上手く孵化させることができればヨッシーに乗ってシャインまで一直線…なわけがなく、シャインは遥か海の向こうの足場にあります。
本作のヨッシーは水に落ちると溶けて卵に戻ってしまうため、時々水中から飛び出してくるプクプクにジュースをかけて足場にして先に進みます。
この足場もジュースの色によって動き方が異なるため、途中で別のフルーツを食べさせてジュースの色を変える必要があります。
その上、ジュースを発射&時間経過でヨッシーの胃袋メーターが空になっても卵に戻ってしまうため、フルーツを食べさせず時間をかけすぎるのもNGです。
そのため、時間をかけすぎず、足場の位置や色も考えながらヨッシーを黄色い壁のあるところまで連れていく必要がある高難度ミッションとなっています。
たんじょう!おおすなどり(マンマビーチストーリー4)
白い砂浜と青い海が広がるマンマビーチには、おおすなどりという不思議な生物の卵があります。
ストーリー4ではその卵がついに孵化し、卵の殻の中に入ることでおおすなどりの上に乗ることができます。
おおすなどりの上にある赤コインを集めてシャインをゲットするというのがこのミッションの目的なのですが…
まずこのおおすなどり、足場がものすごく不安定。 翼や尻尾の先にある赤コインを取ろうとして足を踏み外して落下することもしばしば。
そしてこのミッション最大の難関が旋回です。
おおすなどりの背中に降り立ってから一定時間経つと、おおすなどりは体を90度傾けます。 当然ながらそのまま立っていると滑り落ちてしまうので、回転に合わせておおすなどりの体の側面へうまく移動する必要があるのですがこれも難しい。
また、このミッションでしかゲットできない青コインもあるため、それも全部回収しようとすると更に難易度が上昇します。
ペットボトルロケットシリーズ(ピンナパークストーリー1&8)
ドルピック島から離れたピンナ島にある遊園地「ピンナパーク」。 この2つのミッションはいずれもジェットコースターに乗って行います。
ストーリー1「メカクッパとうじょう」は、ニセマリオ操るメカクッパに対し、コースターに乗ってレール上にあるペットボトルロケットをポンプのノズルに装着、狙いを定めて発射しダメージを与えます。
さらに背後からはキラーが迫ってくるため、放水して撃ち落とす必要があります。
ちなみにこのミッションで、ニセマリオの正体がクッパJr.であることが判明します。
ストーリー8「ジェットコースターでふうせんわり」は、先ほどと同じ要領でペットボトルロケットで20個の風船を割るのが目的となっています。
いずれのミッションも、猛スピードで疾走するコースターに乗りながらロケットでターゲットを正確に撃ち抜くというかなり高度なテクニックを必要としています。
ストーリー1は背後からはキラーが迫ってくるため、放水して撃ち落とす必要があり、ストーリー8はコースターが3周するまでにすべて割らなければなりません。
ふしぎせいぶつマンタしゅうらい!(シレナビーチストーリー1)
夕日に照らされ、大人な雰囲気を醸し出しているシレナビーチ。
そのシレナビーチの最初のミッションで戦うのが、このゲームにおけるみんなのトラウマ代表選手ともいえるマンタ。
マンタは触れると痺れるラクガキをしながらマリオに向かってまっすぐ進んできます。
水をかけると分裂する性質を持ち、分裂させて体を小さくし、全て消滅させることができれば勝利となります。
最小サイズまで小さくなると体が赤くなり、マリオめがけて一斉に襲い掛かってきます。
そうなるとマンタに囲まれて吹っ飛ばされたり細かいラクガキに気づかずダメージを受けたりと、一気に対処が難しくなります。
対処法としてはスプリンクラーのようにクルクル回りながら水をまき散らすと効率的。
またマンタは、なぜか屋根の下に入ることができません。 小さい屋台の屋根の下に立って水をかけると時間はかかりますが安全に倒すことができます。
とにかく、触れるとダメージのラクガキを残しながら動き回り、水をかけるほどに数が増えていって処理がだんだん難しくなっていく、マリオサンシャインでもトップクラスに難しいミッションと言えるでしょう。
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きょだいウナギのはみがき(マーレのいりえストーリー4)
のどかでどこか神秘的な、マーレ族の入り江。
その滝つぼには虫歯に悩まされている巨大なウナギが潜んでおり、そのせいで入り江の水が汚れていた。
このミッションでは長老の命で滝つぼにダイブし、その奥底で虫歯に苦しんでいるウナギの歯磨きをするというもの。
むしばウナギは目から毒性の涙を流しているので、これをかわすか水をかけるなりしてウナギの口の中に入ります。
ウナギの歯はもう何日も磨いていないことが見てわかるくらい汚れまくっており、ポンプで水をかけることできれいにすることができます。
が、あまりにも長く口の中に居続けると飲み込まれ、そのままスタート地点へと送り返され、また近づくところからやり直しとなります。
常に水中にいて、移動は通常と異なり基本的にポンプのホバーノズルで行うため慣れるまでに時間がかかり、さらに水中なので(ヘルメットを被って通常より延長されているとはいえ)酸素メーターも徐々に減っていくのでのんびりもしていられない。
先ほどの紫色の涙に水をかけると変化する泡に触れたり、至る所においてあるコインをとることで回復することができるが、時間との戦いであることに変わりはない。
ほのおのなかそんちょうはどこだ?(モンテのむらストーリー3)
モンテ族の住まう村でのミッションも、なかなか手ごわいものが揃っていますが、なかでも難易度が高いのがこのミッション。
このミッションは、炎のラクガキの中に取り残された村長を救出するというもの。 「何だ簡単だな」と思ったそこのあなた、甘い。
まずコースに入った瞬間、ニセマリオにポンプを奪われてしまうため、まずポンプが設置してある場所まで単身向かう必要がある。
ですが、そのポンプもまたラクガキ地帯のど真ん中に放置されているため真正面から突っ込むことは不可能。
ではどうするのかといいますと、金網を伝って村の裏側を通ってラクガキ地帯の中へ潜入するのですが、これもまた難しい。
モンテの村は猛獣から逃れるために巨木の上に村を築いたという設定で、そこから落下してしまうとアスレチックコースと同様に即ミスになってしまいます。
しかも、こんな大変な時に限って他のミッションにはいない敵キャラが金網にうじゃうじゃおり、ぶつかればダメージを受けて奈落の底に真っ逆さま。 しかも金網の裏側に回って倒すことができないのもイライラポイント。
道中には叩くと前進できる金網がありますが、一定の場所まで進むと停止し、上の金網に飛び移らないとそのまま落下してしまうという初見殺しもあります。
ちなみにポンプへの道につながる金網は1つだけで、ショートカットもできないためそのルートを探るのも攻略本なしでは困難でしょう。
ポンプをゲットできればラクガキを消せるようになりだいぶ楽になりますが、そこまでの道中が厳しいミッションと言えるでしょう。
コロナマウンテン
ラスボスであるクッパが待ち構える活火山コロナマウンテンも当然ながら難関の連続です。
前半はマグマの上に浮かぶ足場をホバーノズルで乗り継ぎながら進んでいきます。
が、その足場は燃えているものとトゲが飛び出すものがあり、前者は水をかけて火を消し、後者はトゲが引っ込むタイミングを見計らって飛び移る必要があります。
マグマはもちろんのこと、トゲや炎に触れればその時点で即ミスとなるため、ちょっとのミスも一切許されないシビアなステージ。
しかし、そんな前半エリアの難しさなんて可愛いもので、ここを乗り越えた後半エリアは鬼レベルの難しさとなっています。
後半エリアは、岩の柱が伸びるマグマの海を、見るからに頼りなさそうなドロ舟で渡るというもの。
このドロ舟、エンジンもオールも無いため、ポンプで放水して動かします。
前進・ブレーキ・方向転換も放水する方向や長さで微調整しながらマグマの海を航海していきます。
そしてドロ舟が障害物にぶつかると沈んでしまいます。 それはすなわちマリオもドロ舟と運命を共にすることを意味しています。
ドロ舟の操縦が難しいだけでなく、岩の柱にぶつかれば即ミスが確定するというもはや理不尽とも言える難しさにこれまた多くのマリオが犠牲となりました。
その上、コロナマウンテンで手に入る青コインのほとんどはこのドロ舟エリアに配置されているため、これらも手に入れようとすると更に難易度が跳ね上がります。
やっとの思いでドロ舟エリアを乗り越えた先では、ロケットノズルに切り替え、飛び上がることで雲を乗り継いでいくと、いよいよクッパとの最終決戦。
本作のクッパは大きな湯船に浸かっており、そこから火を吹いたり湯を溢れさせたりして攻撃してきます。 息子のクッパJr.も潜水艦に乗り込み、キラーで援護射撃してきます。
ラスボス戦ではエリア内5か所にある炎マークにスーパーヒップドロップして崩すことで倒すことができます。
が、マリオが移動できる場所は細く足を踏み外しやすい上、スーパーヒップドロップで足場も崩れてしまい、復帰に手間取っているといっしょに奈落の底へ落ちてしまうことも。
コロナマウンテンはさすがラスボスというだけあって難関ポイントだらけですが、これと互角、いや下手するとそれ以上の難易度を誇るコースがマリオサンシャインにはあるんです…
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急流下り
そのコースの名は急流下り。 サンシャインプレイ経験者が難関コースを聞かれたなら、9割がこのコースを挙げるでしょう。
急流下りはドルピックタウンから入れるコースなのですが、まず第一にそのコースに入ること自体が難しい。
急流下りの入り口であるドカンは、ドルピックタウンの離れ小島にあるのですが、このドカンは例の黄色い壁で塞がれており、入るためにはヨッシーでジュースをかける必要があります。
しかしフルーツだいさくせんの項目でも述べたようにヨッシーは水が苦手。 ではどうやって行くのかというと、海の上を走る船の上に乗って島を目指します。
船着場からうまいこと船に乗ることができればあとは島まで連れてってくれる…と思ったら大間違い。
途中でもう1つの船に乗り継ぐ必要があり、タイミングよく船に乗り移れず足を踏み外せば海へ落下、ヨッシーが消えて最初からやり直しとなります。
やっとの思いでヨッシーを小島に連れていくことに成功すれば、壁を溶かしてドカンに入ることができます。
しかしこれで終わりではなく、むしろここからがコースの始まりです。
急流下りの名の通り、すごい勢いで流れる川の上にある赤コインを8枚集めることでシャインをゲットすることができます。
が、このコースで流れている水は、マリオが触れれば即ミスになるほど猛毒で、赤コインを集めるためには葉っぱの上に乗り、ドロ舟と同じ要領でポンプの放水で角度を調整しながら操縦します。
しかし、流れる水の勢いは激しく、赤コインを取り逃しても流れに逆らうのはほぼ不可能。
しかも毒の水ということで葉っぱも長時間乗り続けると沈んでしまうため、迅速かつ正確にコインを集めなくてはなりません。
そして極めつけはゴール地点にあるドカン。 入るとスタート地点まで戻れるのかと思いきや、なんとドルピックタウンまで戻されてしまいます。
間違ってドカンに入ってしまえば、またヨッシーに乗って船を乗り継ぐところからやり直しなため、これは鬼畜を通り越してもはや任天堂の悪意ともいえるかもしれない。
いかがでしたか?
過去にマリオサンシャインで青春を謳歌した人は、当時の思い出に浸れたのではないでしょうか。(と言ってもいい思い出ばかりではないと思いますが…)
しかし、難易度は高い分クリアした時の達成感も大きいものです。 昔夢中でプレイした方も、これから3Dコレクションでマリオサンシャインをプレイするという方も、是非覚悟を決めてチャレンジしてくださいね!
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