今年はあの名作「スーパーマリオブラザーズ」が誕生して35周年という記念すべき年。
その記念すべき年には様々なイベントが開催され、様々なソフトが発売されることが予定されています。
その中でも、最もファンを歓喜させたと思われるのが「スーパーマリオ3Dコレクション」ではないでしょうか。
マリオの3Dアクションシリーズ3作が1本のソフトで遊べるという、往年のファンにとってはまさに夢のようなソフトとなっています。
ではこの3Dマリオシリーズのソフトは一体どのようなものなのでしょうか? この記事でその3作品を簡潔ですが解説していこうと思います。
スーパーマリオ64
スーパーマリオ64は、ニンテンドウ64のローンチソフトとして1996年6月23日に発売されました。
キノコ城に招待されたマリオだが、ピーチはクッパによってキノコ城の絵の中の世界に閉じ込められており、助け出すためにパワースターを集めるというストーリー。
2D平面的な世界観で、決められたゴールを目指すというルールが当たり前だった時代に、「3D空間を自由に歩き回る」という箱庭探索アクションという新たなゲームジャンルを確立、ゲーム業界に衝撃が走りました。
初の本格的な3Dアクションという、これまでにない斬新なゲームシステムは、後のゲームに大きな影響を与え、例として野村哲也さんは「キングダムハーツはスーパーマリオ64に影響を受けた」とコメントしていた。
同時に3Dゲーム黎明期というだけあってバグも多く(ケツワープなど)、それを逆手にとってふざけて遊ぶのもまた一興。
また、マリオにチャールズ・マーティネーさんのボイスが収録された初めてのゲームでもある。
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スーパーマリオサンシャイン
ニンテンドーゲームキューブ専用ソフトとして2002年7月19日に発売された、3D箱庭マリオの第2作。
南国の楽園ドルピック島にバカンスにやって来たマリオ一行だが、ラクガキ事件の濡れ衣を着せられたマリオが、ポンプを背負って島をキレイにしつつ、シャインを集めていくというストーリー。
前作マリオ64のアクションを踏襲しつつも、水を発射するポンプを使ったアクションをメインとし、ラクガキを洗い流す、水を当てる、ホバリングで宙に浮く、地面を濡らして滑るといった多彩なアクションが楽しめる。
またクッパJr.やモンテ族のデビュー作であり、マリオシリーズでは珍しくムービーでは英語フルボイスなのも特徴。
だがその一方で3Dマリオの中では難易度が高めなことでも有名で、いわゆる「みんなのトラウマ」と呼ばれるような難関ステージが数多く存在する。
おおすなどりや急流下り、そしてCMにも登場したマンタに苦戦した人も多いのでは?
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スーパーマリオギャラクシー
2007年11月1日にWii専用ソフトとして発売された。(WiiUダウンロード版は2015年5月31日配信)
100年に一度の星くず祭に招待されキノコ城に向かうマリオ。 しかし新たな銀河の創造を目論むクッパに、またもやピーチがさらわれてしまう。
マリオは、星の子チコや天文台の魔女ロゼッタと共に、クッパの暗躍によって宇宙じゅうに散らばったパワースターを集めピーチを救出すべく様々な惑星への旅に出る。
Wiiリモコンの機能を最大限に活かし、スピンやスターピースによるアシスト、アイテムを使っての変身による多種多様なアクションを駆使して個性的な惑星を探索していく。
3Dマリオシリーズのソフトではあるものの、探索というよりは明確なゴールを目指しパワースターを集めていくという、どちらかと言うとマリオ64と後の3Dワールドを合体させたようなシステムになっている。
広大な宇宙をイメージしたオーケストラによるBGMも評価が高い。
現在多くのマリオシリーズに出演しているロゼッタは本作で初登場、謎の多いミステリアスな女性というこれまでにないキャラクターで人気になりました。
また続編として「スーパーマリオギャラクシー2」が発売、後日談ではなくもう1つの物語が展開される、いわゆるパラレルワールドのストーリーとなっている。
こちらも人気が高く、3Dコレクションに収録されないことを惜しむ声も多い。
以上3作品が、「スーパーマリオ3Dコレクション」に収録されます。
いずれのソフトも、ゲームハードも発売時期も全く異なるためマリオシリーズを楽しんだことがある方なら夢中でやりこんだソフトがあるのではないかと思います。
私の場合はサンシャインが一番思い入れがあり、難しいゲームながらも攻略本片手に必死こいて攻略したのを覚えてます。(それでも最後のクッパにはたどり着けなかったけど…)
ともあれ、「スーパーマリオ3Dコレクション」は来年(2021年)3月末までの期間限定生産となるため、3Dマリオと共に青春を歩んだ方、懐かしの名作に興味を持った方は今すぐ購入ないしダウンロードしましょう!
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