さて、今回は仮面ライダービルド第9話「プロジェクトビルドの罠」の感想や考察を書いていきたいと思います。
今回も平成ジェネレーションズファイナル公開直前記念…とはちょっと違うかもしれませんがドライブ風の見出しと共にお送りしたいと思います。
ついにプロジェクトビルドの全貌が明らかになり、幻徳の大いなる野望がついに動き出す!
葛城巧の思惑はどこへ向かうのか
まずは今回明らかになったプロジェクトビルドについて。
葛城巧曰く、ビルドは究極の防衛システムで、ネビュラガスを浄化することで生み出されるフルボトルを使って変身することができる。
ネビュラガスに耐性のある人間しかビルドには変身できず、それを可能にする人間を探すためにファウストは人体実験を行っていました。 スマッシュはその副産物といったところでしょうか。
スタークがたびたび口にしていた「ハザードレベル」とはこのネビュラガスの耐性を数値化したもので、ハザードレベル3以上のものだけがビルドドライバーを扱うことができ、逆に1だと香澄のように死亡してしまい、2だとスマッシュになってしまいます。
いくら東都を守るためとは人体実験をするのは道徳的にどうかと思うし、かと言って西都や北都が軍備を整えているのに東都だけは戦う力がないのはまずいし…鎧武でも触れられていましたが力と平和の問題っていうのはどうしてもジレンマが生じてしまうものですね。
また巧が危惧していたようにこのビルドの力が悪人の手に渡ってしまえば、ビルドはひとたび人々の平和を脅かす殺戮兵器となってしまいます。
しかし戦兎の言うように道具や武器そのものに善悪の区別はなく、製作者を批判するのはお門違い。 鉄人28号のOPではありませんが、ビルドは「良いも悪いも使う人次第」なのです。
仮面ライダービルドで、しかも9話っていうかなり序盤でこんな重い話をするなんて…エグゼイドの次ということもあってかかなりシリアスですね。
そしてもう1つ明かされた事実が「葛城巧は生きている」ということ。 裏でファウストと通じていた戦兎の同僚にして巧の信奉者である桑田真吾の口から明かされました。
マジかよ…と言いたいところですが以前の感想記事でも言ったように何となく予想はついていましたw
これで私の仮説が1つ当たったわけですが、じゃああの時葛城宅に横たわっていた死体は一体だれの…? そして彼は一体今どこで何をしているのか…?
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ビルドやスタークの正体はだれか
この記事では毎度のごとくスタークの正体は一体だれかとしつこく言っているわけなんですけど、今回でもう1つの仮説が当たる可能性が高くなったと思います。
それが、ブラッドスターク=葛城巧説。
戦兎や龍我を試すような言葉を口にしたり、ファウストの目的よりも自身の興味関心を優先するところが葛城巧っぽいところからその仮説を思いついたのですが、今回で巧が生存していることが確定したのでこの説も結構濃厚になってきたのではないですか?
それともう1つ、巧の正体について気になることがあります。
それは、エグゼイド44話やトゥルーエンディングに登場したビルドに変身していたのは桐生戦兎ではなく葛城巧ではないか説。
なぜなら誰よりも優しく、困っている人を見ると放っておけない正義の男がエグゼイドの力を奪うわけがないですからね。 なにより巧の言ったセリフが謎を解くカギになっています。
「俺は仮面ライダービルド。 作る、形成するって意味のビルドだ。」
エグゼイドに登場した時のビルドの決め台詞ですが、これは葛城巧が動画内で言ったセリフとほぼ同じ。 さらに、戦兎は上記のセリフを劇中で1回たりとも言ったことはありません。
これはつまり、エグゼイド内で登場したビルドは巧が変身したもので、試運転がてらエグゼイドの成分をビルドの戦力のために成分を採取したのでは?というのが私の見解です。
エグゼイドに登場したビルドは冬の映画でもストーリーのカギとなる人物なので、今後の巧の動向やエグゼイドの世界におけるビルドの行動の目的も注意しながら映画を楽しみたいと思います。
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美空はなぜ普通の女の子に憧れるのか
今回のストーリーのもう1つの見どころといえば美空と龍我のお出かけ。
龍我の提案により、久しぶりに街に遊びに行った2人だが、この時美空ちゃんがはしゃぐはしゃぐ。
いつものけだるい感じからは想像できないくらい、おしゃれな服を見るとハイテンションになり、甘いスイーツに舌鼓を打っていました。
美空はスカイウォールの惨劇の日に昏睡状態になり、7年後に目覚めた時には謎の金色の腕輪をはめられネビュラガスを浄化させられていた。
父惣一の手によって助け出され(この時にフルボトルとパンドラパネルとビルドドライバーを回収)、戦兎が発明した浄化装置のおかげで楽に浄化できるようになった。
それでもファウストに彼女が狙われているという事実は変わりないため、自然とカフェに引きこもる日々が続いていました。
しかし龍我が外に連れ出してくれたことで外の世界を思いっきり満喫することができ、外にいる間は優しい素の一面を見せてくれました。
いつかビルドの戦いが終わりをつげ、全てのしがらみから解放されたときも、美空はこの時のように、ありのままの笑顔を見せてほしいですね。 もちろん龍我も。
難波重工とファウストの関わりは何か
そして、この回で一際強い存在感を放っていたのが謎の組織「難波重工」。
難波重三郎が会長を務める重工業メーカーで、ファウストへの投資も行っています。
そしてなんと、ジャーナリストの滝川紗羽を使いビルドの情報収集にも力を入れています。
今回は東都の首相であり父親でもある氷室泰山に軍事展開するよう説得することを幻徳に促したわけですが、やはり初登場時点ではライダーシステムの軍事利用を企んでいることくらいしか分かっていませんね。 戦兎たちにとっては敵か味方かもまだ分かりませんし。
巧と同様、難波重工も仮面ライダービルドという1つの物語の大きな謎となりそうです。
そういえば葛城巧の父親の職場って難波重工だったような…気のせいかな?
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一応立場は上らしい難波重工から圧力をかけられたが、一向に軍備強化を了承してくれない泰山に対し、幻徳/ナイトローグは3人の首相が東都に揃うタイミングを見計らいパンドラボックスを強奪することで戦争の火種を作る強硬手段に出ることを決意。
葛城巧の動向やスタークの正体といったかなり気になる要素満載なのに、パンドラボックス強奪作戦が決行されるというまるで最終回直前のような展開。
これは今まで以上に気になる展開だ!!…と思ったら来週の放送はお休み…。 いつものこととはいえいいところで2週間もお預けはきついですよ…。
ともあれ、次回どうなる第10話?
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明かされた謎 残された謎
- ビルドは葛城巧が開発した究極の防衛システム
- 「ハザードレベル」とはネビュラガスの耐久力を表し、レベル3以上だとビルドに変身できる
- ファウストはビルドに変身できる人間を探すために人体実験を行っていた
- 葛城巧は生きている
- 日本全土の重工業を牛耳る難波工業は、ファウストに投資を行っている
- ビルドサイドにいるはずの滝川紗羽も、難波重工とつながっていた
- ファウスト及び紗羽と、難波重工の関係は現時点で不明
- 石動美空はスカイウォールの惨劇の日に気を失い、7年後に目覚めるとファウストに監禁され、ネビュラガスを浄化させられていた
- 金の腕輪はそのとき美空の腕にはめられたものだが、この腕輪がどのようなものなのか、ビルドとどういう関係があるのかは不明
- ブラッドスタークの正体はやはり現時点で不明 でも次回でついに明かされる予感…?