ポケットモンスターシリーズ最新作であるソード&シールドが発売されてもうすぐ2週間が経とうとしていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私もかーなーりスローペースですがポケモンシールドを毎日楽しんでいます。
さて今回は、ポケモン新作の発売に合わせ今月17日についに放送開始されたアニメ「ポケットモンスター」(以下アニポケ2019)記念すべき第1話の、ピチューを中心とした考察やら感想を語っていこうと思います。
第2話も放送されたのに今さら第1話を語るなんてほぼほぼ需要がないと思いますが、少しでも多くの人が楽しんでくれれば幸いです。
サトシのピカチュウの意外な過去
11月17日放送の第1話では、「ピカチュウ誕生!」というサブタイトルからも分かるように、いまや主人公サトシのベストパートナーともいえるピカチュウの過去が明らかになりました。
ピカチュウがまだ進化前のピチューだったころ、他のポケモンの群れはいるのにピカチュウの群れは無く1人ぼっちでした。
そんな中彼の親代わりになったのが、崖から落下したところを助けてくれた1匹のガルーラでした。
ガルーラは自分と全く違うピチューという種族であるにも関わらず自分の子どもとして受け入れ、ピチューもまた赤ちゃんガルーラと仲良しになりました。
最初はガルーラの愛情と優しさを受け入れすくすくと育っていったピチューですが、成長し身体が大きくなり重さも増えてくると、ガルーラは自身のポケットに入れて運ぶだけでも一苦労。
ピチューは気を遣いポケットから出て自分で歩こうとしても、ガルーラは気にしなくていいと言わんばかりにポケットの中に戻す。
ガルーラからの愛情を注がれ成長したピチューは遠慮を知るようになり、その日の夜ついに親離れをし自分の力で生きていくことを決意。
自分たちとは違う存在であるピチューを受け入れたこと、自分の息子同然に育ててくれたこと、その喜びと感謝から涙を流し、満月をバックに手を高く掲げた次の瞬間、ピチューは不思議な光に包まれる。
そう、ピチューがピカチュウに進化した瞬間である。
ゲームにおけるピチューは、トレーナーに十分なついた状態でレベルアップすることでピカチュウに進化することができます。
そこをちゃんと考慮して、ガルーラとピチューのおやこあいとピチューの進化条件をストーリーに落とし込んでいるのは見事だと思いましたし、なによりピチューがうれし泣きするシーンでこっちももらい泣きしそうになりました。
今回はサトシのピカチュウの過去が描かれ、新シリーズの第1話ですがどちらかと言うとその前の第0話に近い立ち位置だと私は考えていますが、この時点で感動させるなんてスタッフの気合の入りようが違うし、今回は過去のシリーズ以上に期待値は非常に高いですし毎週見る価値があると思います。
余談ですが、このピチューの声もピカチュウの時と同じく大谷育江さんが担当しています。
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なぜ人間嫌いになったのか?
しかし第1話ではピチューがピカチュウに進化するまでのいきさつが描かれたのですが、なぜ人間嫌いだったのか、なぜモンスターボールに入りたがらないのかといった点は描かれずじまいでした。
個人的にはそこが一番知りたいポイントだったので掘り下げられなかったのは残念でしたが、解説されないのであればちょっと考察してみようと思って何度か見返してみました。
そうするとやはり、初期のピカチュウがサトシの言うことを一切聞かなかったのも彼の過去が関係しているのかなと考えています。
先ほども言ったようにピチューの身体が成長するとガルーラがポケットに自分の子どもとピチューを入れて運ぶのも辛くなり、その分負担が大きくなったことに気づきます。
自分がいることで親であるガルーラや彼女の子どもに気を遣わせ、苦労させてしまうため、世話を焼くことを嫌い始めたために、誰かに世話されることを嫌い1匹で生きていくことを貫こうとしたからだと思います。
だから私の中では、「人間が嫌いになった」というより「人間に世話を焼かれるのを嫌うようになった」という方が近い気がします。
モンスターボールに入りたがらないのはなぜ?
またサトシのピカチュウといえば、他のポケモンと違いモンスターボールに入るのを嫌うことでも有名。
これもやはりピカチュウの過去が関係していて、「ガルーラのポケットの中に入り続けた」ことがこのモンスターボール嫌いにつながっているのではないかと私は考えています。
モンスターボールの内部がどのような空間になっているのかは具体的にはわかりませんが、赤ちゃんガルーラと一緒にポケットにぎゅうぎゅう詰めで入った時の経験がピカチュウの頭の中に残っていて、オーキド博士の研究所のモンスターボール内の狭い空間に閉じ込められている間にポケットの中でガルーラに余計な気を遣わせてしまって申し訳ないという感情が蘇って、それでモンスターボールに入りたがらなくなったのかな?と見ながら思いました。
キャンプにあの子が参加していない!?
一方のサトシ&ゴウサイドですが、第1話ではゴウとコハルがオーキド博士のポケモンキャンプに参加する場面が描かれました。
そしてポケモンキャンプと聞いて、私が真っ先に思い出したのがセレナでございます。
ポケモンXYのヒロインであるセレナは、オーキド博士のポケモンキャンプでサトシと出会い、その時の出来事がきっかけでサトシに対し恋心を抱くようになったというこれまでにない設定がなされており、今もなおファンから根強い人気を誇るキャラクター。
最終話のキス(と思われる)シーンで心がキュンキュンしまくった視聴者も多いのでは?
人気キャラゆえに再登場を望む声も多く、第1話ではキャンプ参加者集合シーンでセレナを血眼になって探した人も多いのではないでしょうかw(かくいう私もその1人)
しかし残念ながら今回はセレナは登場せず。 と言ってもスタッフに忘れられたわけではなく、サトシは10歳のあの時と同じく寝坊してしまいゴウたちが参加したキャンプに参加し損ねたので、サトシとセレナの参加したキャンプはまた別の時ということになりました。
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ミュウは過去シリーズに出てた?
そして今回のもう1つの目玉ともいえるのがミュウ。
全てのポケモンに出会うことを夢見るゴウはポケモンキャンプの中でミュウに出会い、ポケモントレーナーになることができる10歳になることに心躍らせるきっかけとなり彼に大きな影響を与えたキーポケモン。
ですが、このミュウに関してももう1つ仮説のようなものを思いつきました。
それは、「ゴウが出会ったミュウは実は過去シリーズに登場したのと同一」というもの。
ゴウが遭遇したあのミュウは、過去のアニメで登場したミュウと同じものなのではないかというのが私の考えです。
ではいつ登場したのかと言いますと、「サン・ムーン」第42話。 アローラポケモンスクール開校20周年を記念して、サトシ達一行カントー地方へ飛び、特別ゲストのタケシとカスミを迎えてオーキド研究所で特別課外授業を行った回です。
カントー地方のポケモン図鑑コンプリートのためポケモンを撮影して回るロトム図鑑ですが、150匹まで撮影したもののあと1匹見つけられなかった。
そしてその残り1匹こそミュウで、ロトムが探しているのを木陰でこっそり眺めてどこかへと飛び去って行きました。
もしかするとサンムーン編で登場したあのミュウは、あの日あの時ゴウとコハルが出会ったミュウと同じなのかもしれないと思いました。
これに関しては一切言及がないので断定はできませんが、ポケモンキャンプで行った森が研究所の近くなのであれば可能性は高いでしょう。
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以上、アニポケ2019の第1話を見て色々感じたこととかほとんど妄想に近い考察やらをまとめてみました。
さっきも言いましたが第1話の時点で本当に引き込まれる内容で、これからサトシとゴウはどんな冒険を繰り広げるのか非常に楽しみでワクワクしています。 地元はテレビ東京が映らないので再放送に頼るしかないんですがそれでも見たいと思いましたね。
YouTubeのポケモン公式チャンネルでは、第2話までの配信を行っていますのでもう1度見たい方や見逃した方は是非ご覧になってみてください。
第1話 ピカチュウ誕生!
第2話 サトシとゴウ、ルギアでゴー!