2019年6月5日、世界中のポケモントレーナーお待ちかねのポケモンダイレクトが放送されました。
今回の放送で、今年発売されるシリーズ最新作「ポケットモンスターソード/シールド」(以下ポケモン剣盾)の最新情報の一部が公開されたので、その情報を自分なりの感想とかを交えながらまとめてみようと思います。
目次
ガラル地方と物語を彩るキャラクター達
今回の冒険の舞台はガラル地方。
人間とポケモンが共存するこの地方では、ポケモンバトルがガラル地方最大のエンターテインメントとして楽しまれています。
XY以来復活したジムリーダーとのバトルも巨大スタジアムで行われ、観客も公式戦を観戦しテレビ中継まで入るという気合の入りよう。
剣盾の最初のダイレクトや公式サイトに登場していたスタジアムは一体何なのかと私も気になっていたんですが、まさか本作のポケモンジムだったとは…。
今までのジム戦は閉じた空間での、トレーナーとジムリーダーの1対1の真剣勝負がほとんどでしたが、こうやって皆の歓声を受けながらバトルするのは本当に公式戦って感じがしますし、プレイヤー側のテンションも上がりますね。
そんなガラル地方に住む主人公は、ガラルリーグチャンピオンを目指して旅に出るというのが本作のストーリーです。
サンムーンの時と同じく、主人公の髪型や髪の色、肌の色をゲーム開始時に決めることができます。
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ダンデ
現在のガラルリーグチャンピオンであり、主人公たちが目標とする人物。
チャンピオンらしく王のマントを羽織り、リザードンを手持ちにいれています。 王族とかそういうのじゃないにも関わらず風格がすごいです。
なんと公式戦全勝無敗を誇るとんでもないお方で、その人柄の良さもあって名実ともにガラル地方一のトレーナーの座に君臨しています。
チャンピオンは旅の道中でも主人公と様々な絡みを見せるのが恒例となっていますが、剣盾ではどのような活躍を見せてくれるのでしょうか?
ホップ
ホップは主人公の隣に住むライバルであり、チャンピオンダンデの弟。
いつか兄ダンデのような立派なポケモントレーナーを目指し、主人公と共に修行の旅に出ます。
ライバルと言ってもグリーンやシルバーのように性格はきつい感じではなく、どちらかと言えばサンムーン(SM)のハウとブラックホワイト(BW)のベルを合わせたようなラフで人懐っこい性格のようです。
マグノリア博士
ポケモンに起こる謎の現象「ダイマックス」(後述)について研究するポケモン研究家。
女性のポケモン博士は、BWのアララギ博士以来ですね。
オーキド博士のようにお年を召したお方で、最近はSMのククイ博士のように若くてフレッシュな人が多かったので何となく新鮮な感じがします。
ソニア
マグノリア博士の助手を務める孫娘で、主人公の幼馴染。
祖母からある依頼を受け、その豊富な知識を生かして主人公の冒険をサポートします。
ヤロー
ガラル地方にてチャレンジャーを待つジムリーダーたちの1人で、くさタイプの使い手。
朗らかな笑顔からもわかるように優しい性格で、「勝負を楽しむ」をモットーにしている。
ジムリーダーの人数がこれまで通り8人であるならば、ヤローの他にあと7人のジムリーダーがいることになります。
この他にもどんなジムリーダーが登場するのか、今から楽しみですね。
新たなポケモンたち
ポケモン新作と聞いて、気になることの1つと言えば新しいポケモン。
新しい地方、新しいエリアを訪れるたびに見たことのないポケモンたちの出会いに胸を躍らせているファンも多いことでしょう。
今回のダイレクトでも、ガラル地方で新たに発見されたポケモンの一部が公開されました。
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ウールー
- 分類:ひつじポケモン
- タイプ:ノーマル
- とくせい:もふもふ(相手の物理攻撃のダメージを軽減するが、ほのおタイプの受けるダメージが増える)/にげあし(野生のポケモンとのバトルから必ず逃げられる)
まずはもふもふの毛皮が特徴的なウールー。
ひつじポケモンのウールーの羊毛は生涯伸び続け、きれいさっぱり刈り取ったとしても3か月で元に戻ってしまうとのこと。
ウールーの毛は衣類やカーペットに利用され、ガラル地方の名産の1つになっています。
タイプやとくせいから判断して、序盤でゲットできるポケモンになりそうですね。
ヒメンカ
- 分類:はなかざりポケモン
- タイプ:くさ
- とくせい:わたげ/さいせいりょく(他のポケモンと交代した時、最大HPの3分の1を回復する)
続いてははなかざりポケモンのヒメンカ。
ヒメンカは水と空気がきれいな環境を好み、その花粉には治癒効果を持つと言われています。
同じくさタイプのハネッコのように風に吹かれて長距離を移動する習性を持ち、体の向きや花びらでコントロールします。
こちらも序盤でゲットできるくさタイプのポケモンかも?
ワタシラガ
- 分類:わたかざりポケモン
- タイプ:くさ
- とくせい:わたげ/さいせいりょく
そんなヒメンカが進化するとワタシラガになります。
頭の綿毛には小さな種が付いており、攻撃に使うのはもちろんのこと人やポケモンの滋養強壮になるほど栄養たっぷり。
現実のタンポポの綿毛のように、風に乗せて種を飛ばし地面に栄養を与えたりします。
新とくせいのわたげもどんな効果があるのか気になるところ。 ファーコートみたいな感じか、あるいはワタシラガの種を飛ばす習性と何か関係がある?
アーマーガア
- 分類:カラスポケモン
- タイプ:はがね・ひこう
- とくせい:プレッシャー(相手が使ったわざのPPを減らす)/きんちょうかん(相手のポケモンがきのみを食べられなくなる)/ミラーアーマー(※隠れとくせい)
続いてはカラスポケモンのアーマーガア。
ガラル地方の空を颯爽と飛ぶアーマーガアに戦いを挑んだポケモンは、鋭い眼光と鳴き声で恐れをなして逃げてしまい、空を飛ぶポケモンでアーマーガアに敵う者はいないと言われています。
空の王者として君臨しているアーマーガアですが、街中ではガラル交通のそらとぶタクシーとして働いており、今まで訪れたところへ連れて行ってくれます。
ということは本作もひでんわざがなしで、こんな感じでライドポケモンかそれに近いシステムが組み込まれそうですね。
その名前からも分かるように漆黒の鎧をまとった烏のような外見で、タイプもよろいどりポケモンのエアームドと同じはがね・ひこうタイプ。
またアーマーガアの新とくせいとして「ミラーアーマー」が隠れとくせいとして登場。
ミラーアーマーは、相手が自分のポケモンの能力を下げるわざやとくせいを使った時、その効果を相手に跳ね返す効果があります。
カジリガメ
- 分類:かみつきポケモン
- タイプ:いわ・みず
- とくせい:がんじょうあご(相手に噛みつくわざの威力アップ)/シェルアーマー(相手の攻撃が急所に当たらない)
カジリガメは、かみつきポケモンという分類からもわかるように、岩や鉄をもかみ砕くほど鋭い牙を持っています。
カジリガメの背負っている甲羅は岩でできた非常に重いものですが、その重い身体で素早く動き回るだけの発達した筋肉を持っています。
鋭い牙とトゲトゲの甲羅から、モチーフは恐らくワニガメかと思われます。
BWで登場したプロトーガとその進化形アバゴーラは、タイプが同じかつどちらもカメがモチーフになっています。 くさタイプが4倍弱点になっているので注意。
ザシアン/ザマゼンタ
そして、本作に登場する伝説のポケモンがザシアンとザマゼンタです。
ザシアンは、口に剣のような武器を咥えたポケモンで、見る者を魅了する華麗な剣技を使うのが得意。
一方のザマゼンタは顔の周囲が盾のようなもので覆われたポケモン。 常に威風堂々たる振る舞いで、如何なる攻撃を弾き返します。
これまでのシリーズに出てきた伝説ポケモンは、2つのバージョンを象徴するポケモンとして対照的な外見や特徴を持つポケモン(大地のグラードンと海のカイオーガ、黒いゼクロムと白いレシラム、太陽のソルガレオと月のルナアーラetc.)が登場してきました。
しかし本作のザシアンとザマゼンタは、モチーフこそ剣と盾で正反対ですが、どちらも王冠を被った犬あるいは狼のような外見で何となく似ているような印象を受けました。
もしかするとこの2匹は双子の兄弟か、あるいはゼクロムとレシラムのように元々は1匹のポケモンだったということが考えられそうですね。
それから、ガラル地方のモチーフの最有力候補と呼ばれているイギリスが舞台になったアーサー王伝説や円卓の騎士とも何らかの関係がありそうです。
どちらもかっこいいので私はどっちを選ぼうか迷っていましたが、個人的にはザマゼンタが好みですね。
ライオンのたてがみのような盾がカッコいいですし、普通に森の中にいそうなくらい違和感ないデザインが好みです。
ワイルドエリアを探索しよう
続いては新しい探索エリアであるワイルドエリア。
街と街の境目に位置するワイルドエリアには豊かな自然と様々なポケモンが点在しており、このエリアではカメラを自由に操作して広大なフィールドを眺めることができます。
さらに出現するポケモンは場所や天気によって変化し、きのみなどさまざまなどうぐを探すことができます。
まだ情報不足なのでどんな感じなのかはよく分かりませんが、いままでランダムエンカウントだった野生のポケモンとのバトルもこのエリア限定でシンボルエンカウントになるかもしれませんね。
話は逸れますが、一瞬ですが前作のポケリフレにあたるモードの映像が流れたので、ポケモンと触れ合うのが大好きな私もこのモードがどうなるのか楽しみですw
ダイマックスでポケモンが巨大化!?
そして、このポケモン剣盾の最大の目玉が新システム「ダイマックス」です。
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ダイマックスとは、ガラル地方で発生するポケモンが巨大化する現象。
ダイマックスが発生すると手持ちのポケモンが巨大化し、一部のステータスが上昇するほかダイマックスわざと呼ばれる強力なワザを使うことができます。
追記:ダイマックスわざはタイプごとにそれぞれ異なる特殊効果を持ち、サン・ムーンのZワザと同じくこうげきわざは「まもる」などのわざを使っても完全に防ぎきることはできず、ダメージを受けてしまいます。
また、へんかわざは「ダイウォール」というわざに変化し、このダイウォールというわざでダイマックスわざを完全に防ぐことができます。
ダイマックスは同じくZワザのように使えるのは1試合につき1回のみで、3ターン経過すると元に戻ります。
そのため、Zワザと同じくいつどのポケモンでダイマックスを発動するのかがポケモン剣盾におけるバトルの肝となります。
また、ダイマックスはジム戦でも発動します。 ジムリーダーも使えるので、いつも以上に迫力満点のバトルになりそうですね。
ところで、ダイマックスという新要素が登場したということはメガシンカとZワザはどうなるのでしょうか?
ダイマックスはメガストーンやZクリスタルのように、特定のどうぐをポケモンに持たせて発動させるもので、自分のスタイルに応じて好きなものを選ぶスタイルになると予想しています。
追記:ダイマックスはトレーナーがダイマックスリングを持っていれば発動することができ、ポケモンに特定のどうぐを持たせる必要はありません。
そのため、ポケモンをダイマックスさせた後も持たせたどうぐを使うことができます。
メガストーンとZワザはでんどういり後に解禁されそうです。 くれぐれもオンライン限定って言うのはやめてくださいよ…
追記:増田順一さんと大森滋さんのインタビュー記事によると、本作ではメガシンカとZワザは廃止となるそうです。
それから、ダイマックスを発動したポケモンは紫色のいかにも体に悪そうな雲が頭上に立ち込めていたため、ダイマックス自体は危険な力で、ダイマックスの力の源を悪用しようとする秘密結社が登場したら面白そう。
マックスレイドバトルで協力プレイ!
また、先ほど紹介したワイルドエリアでは、4人で協力して野生のダイマックスポケモンに挑むことができる「マックスレイドバトル」が楽しめます。
マックスレイドバトルでは相手のポケモンは常にダイマックスを保ち続け、4人のトレーナーがそれぞれのポケモンを使って戦います。
一緒に戦うトレーナーはローカル通信やオンラインで集い、協力して挑みます。 4匹のうち1匹だけがダイマックスを発動できます。
巨大な敵に力を合わせて立ち向かうというのは、なんだか特撮ドラマに登場する地球防衛軍みたいでかっこいいですね。 ポケモンが巨大化するというのも、スーパー戦隊みたいですし。
20年以上続くポケモンで、他のトレーナーのポケモンとの協力プレイ要素を本格的に取り入れたのは今回が初めて。 協力して遊ぶポケモンを待ち望んでいたプレイヤーはまさにお待ちかねと言えるのではないでしょうか。
こちらも場所や天気によって登場するダイマックスポケモンは変化するほか、隠れとくせいを持っているポケモンもこのマックスレイドバトルでゲットできるとのこと。
発売日も決定!
そして最後に発売日。
ポケットモンスターソード/ポケットモンスターシールドは、2019年11月15日(金)に発売予定!! 予約も7月12日から開始され、オンライン加入者が利用できるニンテンドーカタログチケットで購入も可能です。
更に、この2つのソフトが1つになったダブルパックも同時発売。
XYや(ウルトラ)サンムーンでは早期購入特典として特別なポケモンのダウンロードコードがもらえましたが、剣盾でももらえるのかどうか、そこも気になるところです。
発売まで半年近くあるので、これからどんな情報が明かされるのか今から楽しみです。 今年のE3で何かあるかも…?
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